ココア

ココアcocoa英語発音: [ˈkoukou] ウコウ Cocoa.ogg 聞く[ヘルプ/ファイル])とは、カカオマスから一定の割合のココアバターを分離した固形分、またはその粉末ココアパウダーの略称である。また、ココアパウダーを溶かした飲料の略称としても用いられる。以下の歴史で示されるように、カカオマスからココアバターを分離するようになるまでココアという言葉はなく、固形にも液体にもならないペースト状のチョコレートのみが存在していた。

狭義には、カカオはココアの原料であり、カカオマスの油脂分を減らしたものがココアである。カカオマスから抽出される油脂をココアバターと呼ぶ。カカオマスの油脂を減らしていないもの、あるいは、ココアバターを加えて油脂分を増やした食品がチョコレートである。

したがって飲料も厳密にはココアパウダーを溶かしたものがココアであり、カカオマスや(調整後の)固形チョコレート、チョコレートソース、チョコレートシロップを溶かしたものがホット・チョコレートである。実際に製法が違うので、ほとんどの日本の喫茶店ではココアとホット・チョコレートは別々にメニューに載っている。これは家政科や女性誌でも知られてきた知識である。しかし日本を含む多くの国や地域で混同して使われている。

広義のココアはカカオ豆、カカオペースト(カカオマスを滑らかにしたもの)、ココア、ココアバターを含む、チョコレート製品の原料全般を指す。それでもココアとチョコレートは別の単語になることに注意されたい。以下では主に狭義のココアを説明する。

wikipediaより引用